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第二種衛生管理者の難易度!合格率だけで難易度を判断すると不合格になる

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受験者
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第二種衛生管理者の難易度を教えて下さい

第二種衛生管理者の難易度を紹介!合格率だけで難易度を判断していると落ちちゃうよ。

この記事の内容
  • 第二種衛生管理者の難易度
  • 第二種衛生管理者の勉強に向いている人
  • 動画コンテンツで効率的に勉強

第二種衛生管理者の難易度!試験問題から考察

第二種衛生管理者の難易度!試験問題から考察
第二種衛生管理者の難易度は、国家資格の中で『易しい』部類の資格です。

『易しい』というのは、司法書士や行政書士などを取得した人からしたらと言う意味で、勉強しなければ合格できないので難易度が低い試験ではありません。

第二種衛生管理者の資格取得を目指している人は、増えています。

  • キャリアアップのため
  • 資格手当をもらうため
  • 転職に有利に働くため

人により第二種衛生管理者を受験する理由は異なりますが、第二種衛生管理者は『易しい』難易度です。

実際の第二種衛生管理者試験の問題を見てみましょう。

《第二種衛生管理者試験 令和2年10月公表 関係法令》

問:事業場の衛生管理体制に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。
ただし、衛生管理者及び産業医の選任の特例はないものとする。

  1. 衛生管理者を選任したときは、遅滞なく、所定の様式による報告書を、所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。
  2. 常時2,000人を超え3,000人以下の労働者を使用する事業場では、4人の衛生管理者を選任しなければならない。
  3. 常時50人以上の労働者を使用する警備業の事業場では、第二種衛生管理者免許を有する者のうちから衛生管理者を選任することができない。
  4. 常時800人以上の労働者を使用する事業場では、その事業場に専属の産業医を選任しなければならない。
  5. 常時300人を超え500人未満の労働者を使用し、そのうち、深夜業を含む業務に常時100人の労働者を従事させる事業場では、衛生工学衛生管理者の免許を受けた者のうちから衛生管理者を選任しなければならない。

正解は、(1)となります。

衛生管理者の選任条件だけでも、細かい設定がされているので覚えることは沢山ありますよ

このように幅広い知識・用語・数値などが問題が出てきます。とても一夜漬けで対策できるほど第二種衛生管理者試験は、甘いものではありません。

そこで今回は、難易度が『易しい』と評される理由と合格対策について説明していきます。

第二種衛生管理者に合格するには沢山覚える必要あり

第二種衛生管理者に合格するには沢山覚える必要あり
第二種衛生管理者合格には、広い範囲を学習し、沢山の知識・用語を覚える必要があります。

学習分野は次の3つに分けられます。

《学習分野》

  • 関係法令・・・労働に関する法令
  • 労働衛生・・・有害な作業環境が人体に与える影響など
  • 労働整理・・・正常に働くために必要な体の機能

学生時代に衛生に関する専攻をしたり、普段の業務で衛生に携わっている人でなければ、馴染みが少ない学習分野となります。

さらに、この学習分野ごとに試験が出題され、合格基準も厳格に設けられています。

《第二種衛生管理者 試験内容》

試験科目 範囲 出題数 配点
関係法令 有害業務に係るものを除く 10問 100点
労働衛生 有害業務に係るものを除く 10問 100点
労働整理 10問 100点
《合格基準》以下2点をいずれも満たすこと

  • 各科目 40%以上の得点
  • 合計点 60%以上の得点

つまり広い範囲を偏りなく学習し、全体的に得点する必要があるということです。

得意な科目だけでは合格できません。不得意な科目も含めて、覚えることが沢山あるわけですね。

選択問題だからと難易度が低い訳じゃない

選択問題だからと難易度が低い訳じゃない
第二種衛生管理者試験は、選択問題(マークシート方式)だからと言って難易度が低い訳ではありません。

なぜなら問題文から労働に関する法令、作業環境と人体の関係、体の機能など広い範囲の正誤を問われるからです。

五肢択一なので、当てずっぽうで正解する確率は20%!とても低いですよね。

さらに、過去問とは違う切り口の問題、見たことない問題の出題が増えているので、過去問だけの勉強では合格に不十分で『衛生管理者試験が変わった!過去問だけやっていると問題解けない』で詳しく書いているので間違った勉強方法しないでね。

衛生管理者試験が変わった!過去問だけやっていると問題解けない衛生管理者に合格している先輩から「過去問だけ勉強すれば衛生管理者に合格できる」なんて言われた方へ。衛生管理者の出題傾向が変わり過去問だけやっていると合格出来ないので注意が必要。本当に合格したいなら過去問だけの勉強は止めましょう。...

第二種衛生管理者の難易度を合格率から測るな!

第二種衛生管理者の難易度を合格率から測るな!
第二種衛生管理者の近年の合格率は、平均53.4%です。

年度 受験者数 合格者数 合格率
2021年 36,057人 17,922人 49.7%
2020年 22,220人 11,729人 52.8%
2019年 33,559人 18,511人 55.2%
2018年 32,985人 17,271人 52.4%
2017年 31,537人 17,302人 54.9%
2016年 29,186人 16,189人 55.5%
2015年 25,716人 16,983人 66.0%
2014年 25,069人 17,365人 69.3%

国家資格の中では、比較的高い合格率ですが、合格率だけで難易度を測ってはいけません。

第二種衛生管理者に一発合格した受験者は、全体の20〜30%という企業調査・アンケートがあります。

合格率50%と言っても不合格になる人は、3.4度と不合格になり続ける人も中にはいると言うことです。

おすすめ第二種衛生管理者対策ツール

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第二種衛生管理者の難易度について【まとめ】

第二種衛生管理者の難易度は、国家資格の中で『易しい』部類の資格です。

司法書士や行政書士などと比較すれば第二種衛生管理者資格の難易度は、易しい部類の国家資格と言えます。

社会人になって勉強をしていない人にとって第二種衛生管理者試験の難易度は、難しいと感じることでしょう。

合格率が高い!選択問題!だからと言って、第二種衛生管理者の難易度が『易しい』と勉強しないと確実に不合格になるので認識を甘くしないようにして下さいね。