衛生管理者試験の内容

衛生管理者の一種と二種の違い!試験問題の違いと実務内容の違い

受験者
受験者
衛生管理者の一種と二種の違いを教えて下さい

衛生管理者の一種と二種の違い!試験問題と実務内容の違いについて解説

この記事の内容
  • 衛生管理者の一種と二種の違い
  • 一種と二種の試験内容の違い
  • 一種と二種の実務内容の違い

衛生管理者の一種と二種の試験問題の違い

衛生管理者の一種と二種の試験問題の違い
衛生管理者の一種と二種では、『試験問題』に違いがあります。

これは“第一種衛生管理者”と“第二種衛生管理者”で行える業務に違いがあるためで、具体的には「有害業務」を行えるかどうかで区別されます。

  • 第一種衛生管理者:全業種(製造業、建設業も可能)
  • 第二種衛生管理者:有害業務と関連の少ない業種(オフィスワーク中心で金融業など)

このように第一種と第二種は、有害業務を行えるかどうかで区別され、試験問題や実務内容にも違いがあります。

そこで今回は、第一種衛生管理者と第二種衛生管理者の2つのポイントで違い説明します。

  • 試験の出題範囲は、一種と二種で何の違い?
  • 実務内容で、二種ができないこと

第一種衛生管理者の出題範囲!二種との違い

第一種衛生管理者の出題範囲!二種との違い
第一種衛生管理者と第二種衛生管理者の試験問題では、どのように出題範囲が違うのでしょうか。

出題科目は『関係法令』『労働衛生』『労働生理』の3科目で共通していますが、次のような違いがあります。

試験の出題範囲 第一種衛生管理者 第二種衛生管理者
関係法令(非有害業務関連) 7問 10問
関係法令(有害業務関連) 10問
労働衛生(非有害業務関連) 7問 10問
労働衛生(有害業務関連) 10問
労働生理 10問 10問
合計 44問 30問

第一種は44問、第二種は30問と出題問題数に違いがあります。

さらに労働生理は、一種も二種も共通で出題されますが、二種では関係法令と労働衛生の非有害業務関連のみが出題されます。

第一種衛生管理者の試験内容については『第一種衛生管理者の難易度!勉強好きじゃなければ難易度高し』で紹介してるので興味があれば確認下さい。

第一種衛生管理者の難易度!勉強好きじゃなければ難易度高し第一種衛生管理者の難易度を紹介!難易度と言っても、国家資格としての難易度もありますが、重要なのはあなたが第一種衛生管理者をどのような難易度と感じるかです。合格率が高いと言っても勉強をしなければ合格できないのが第一種衛生管理者と言う資格です。...

第二種衛生管理者には有害業務に係る出題がない

第二種衛生管理者には有害業務に係る出題がない
第二種衛生管理者に有害業務に係る出題がないのは、選任される業種が限られているからです。

二種を取得している場合、有害業務と関連の少ない業種でのみ衛生管理者の選任が可能です。

  • 金融業
  • 保険業
  • サービス業
  • 情報通信業

このような業種は、有害業務や危険・事故が非常に少ないですが、デスクワークによる腰痛、照明や動線確保など作業環境づくりに対応する必要があります。

つまり二種では有害業務を管理できないため、有害業務に係る出題はなく、非有害業務や労働生理といった労働環境の改善に必要な範囲が出題されるわけです。

第一種衛生管理者と第二種衛生管理者の実務の違い

第一種衛生管理者と第二種衛生管理者の実務の違い
第一種衛生管理者と第二種衛生管理者の実務の違いは、『有害業務』を行えるかどうかです。

一種と二種では、選任される業種に違いがありましたよね。

どちらも、労働環境を改善し、事業場の健康障害を防ぐ管理業務を行います、その中に有害業務が含まれるかどうかで実務に違いがあります。

第二種衛生管理者の実務内容!一種との違い

第二種衛生管理者の実務内容!一種との違い
第二種衛生管理者の実務内容は、3つに分けれれます。

二種の実務!1,作業環境の管理

週1回職場を巡回し、労働者が安全に働ける環境を整えます。

二種の実務!2,作業管理

設備や作業をする方法が安全かを確認します。

二種の実務!3,健康管理・保持増進

健康診断の受診を促すなど、従業員の健康を管理します。

一種も同内容の実務ですが有害業務が含まれる事業場では、二種は実務を行うことができません。

衛生管理者については、『衛生管理者とは!誰でも分かるように簡単に役割を解説』でも紹介しているので、詳しく衛生管理者のことが知りたければ参考にして下さいね。

衛生管理者とは!誰でも分かるように簡単に役割を解説衛生管理者とはどんな役割を担っているのか簡単に説明!衛生管理者の役割を一言で簡単に言うと『従業員が健やかに働く職場環境を整備すること』。衛生管理者の役割はとても重要、簡単に務まる仕事じゃないんですよ。...

第一種衛生管理者は有害業務の衛生管理が可能

第一種衛生管理者は有害業務の衛生管理が可能
第一種衛生管理者資格を取得すれば、有害業務であっても衛生管理者になることができます。

有害業務とは、労働者の健康に悪影響を与える可能性のある有害物質を扱う業務です。

例えば、下記の3つの業務などです

  • 放射線
  • 有機溶剤
  • 粉じん

そのため、有機溶剤や特定化学物質など有害物質を製造する化学工場においても、一種であれば選任が可能です。

以上のように、一種と二種では、有害業務を行えるかどうかで選任される業種が違うという理由から、試験の出題範囲も違いがあるのです。

衛生管理者の一種と二種の違い【まとめ】

衛生管理者の一種と二種では、『有害業務』が含まれるかで違いがあります。

一種と二種だと衛生管理者になれる業種が変わってきますので、あなたがどんな業種で働いているかで、一種二種どちらを受験するか選択しましょう。

《第一種衛生管理者しかなれない業種》

  • 農林畜水産業
  • 鉱業
  • 製造業(物の加工業を含む)
  • 電気業
  • ガス業
  • 水道業
  • 熱供給業
  • 運送業
  • 自動車整備業
  • 機械修理業
  • 医療業
  • 清掃業

もしあなたの働いている業種が、上記の表に含まれるようでしたら『第一種衛生管理者』を取得しないと、会社の衛生管理者にはなれません。

ちなみに一般的に言われている一種と二種の勉強時間

この40時間の勉強差が、有害業務の知識習得にかかる時間差となります。