衛生管理者試験に出題される心臓の構造の覚え方を紹介。
衛生管理者で出題される心臓の構造の覚え方
衛生管理者試験で出題される心臓の構造は、『血液循環の流れ』を覚えれば大丈夫!
「心臓の構造」とは・・・心臓は、血液を体中に循環させるためのポンプ!4つの部屋で、肺と全身に血液を循環させています。
心臓と肺を循環している血液の経路を覚えることで心臓の問題に対応することが可能です。
心臓の構造と血液循環
衛生管理者試験に頻出する『心臓の構造』と『血液循環経路』を紹介します。
血液循環経路をイメージし認識することが重要です
《心臓の構造特徴》
- 心臓は、こぶし大で、右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋で構成されている
- 心臓の拍動は、自律神経の支配を受けている
- 心臓の収縮と拡張の運動を、拍動と言う
- 洞結節(洞房結節)で発生した刺激が、心筋に伝わり心臓を規則正しく拍動させる
《血液の循環経路》
- 血液循環は、心臓と肺の循環(=肺循環)と心臓と全身の循環(=体循環)がある
- 肺循環は、右心室→肺動脈→肺の毛細血管→肺静脈→左心房に戻る血液の循環
- 体循環は、左心室→大動脈→全身の毛細血管→静脈血→右心房に戻る血液の循環である。
《血管と血液の関係》
血管/血液 | 名称 | 特徴 |
---|---|---|
血管 | 動脈 | 心臓から送り出される血液が流れる血管 |
静脈 | 心臓へ戻ってくる血液が流れる血管 | |
血液 | 動脈血 | 酸素を多く含む血管 |
静脈血 | 二酸化炭素を多く含む血管 |
心臓の構造を覚えるにはオンスクJPのサンプル動画を使う
心臓の構造については、図などを見て勉強するのが一番!そこでオンスクJPの無料サンプル動画を使ってみる。
心臓の構造の図を、このブログ内で紹介できないのは大変申し訳ない…
衛生管理者の過去問【心臓の構造】
衛生管理者試験の過去問で『心臓の構造』に関する出題を確認しましょう。
【注意】
公表過去問を見て『毎回同じ選択肢が使われている』と思って過去問だけしか勉強しないと不合格になりますよ。
過去問だけの勉強で衛生管理者試験に挑んだ受験生の結末は『衛生管理者試験が変わった!過去問だけやっていると問題解けない』で確認して下さい。
衛生管理者!心臓の構造《2018年10月過去問出題》
2018年10月の衛生管理者過去問掲載の心臓の構造の問題!
【問36】心臓の働きと血液の循環に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 心臓の中にある洞結節(洞房結節)で発生した刺激が、刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより、心臓は規則正しく収縮と拡張を繰り返す。
- 体循環は、左心室から大動脈に入り、毛細血管を経て静脈血となり右心房に戻ってくる血液の循環である。
- 肺循環は、右心室から肺静脈を経て肺の毛細血管に入り、肺動脈を通って左心房に戻る血液の循環である。
- 心臓の拍動は、自律神経の支配を受けている。
- 大動脈及び肺静脈を流れる血液は、酸素に富む動脈血である。
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解答(3)
解説:(3)肺循環は、右心室→肺動脈→肺の毛細血管→肺静脈→左心房に戻る血液の循環である。
衛生管理者!心臓の構造《2019年10月過去問出題》
2019年10月の衛生管理者過去問掲載の心臓の構造の問題!
【問36】心臓の働きと血液の循環に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 心臓の中にある洞結節(洞房結節)で発生した刺激が、刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより、心臓は規則正しく収縮と拡張を繰り返す。
- 体循環は、左心室から大動脈に入り、毛細血管を経て静脈血となり右心房に戻ってくる血液の循環である。
- 肺循環は、右心室から肺動脈を経て肺の毛細血管に入り、肺静脈を通って左心房に戻る血液の循環である。
- 心臓の拍動は、自律神経の支配を受けている。
- 大動脈及び肺動脈を流れる血液は、酸素に富む動脈血である。
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解答(5)
解説:(5)肺動脈(心臓→肺)を流れる血液(静脈血)は、肺で酸素を補給する前なので酸素が欠乏している。
衛生管理者!心臓の構造《2020年10月過去問出題》
2020年10月の衛生管理者過去問掲載の心臓の構造の問題!
【問36】心臓の働きと血液の循環に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 心臓の中にある洞結節(洞房結節)で発生した刺激が、刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより、心臓は規則正しく収縮と拡張を繰り返す。
- 体循環は、左心室から大動脈に入り、毛細血管を経て静脈血となり右心房に戻ってくる血液の循環である。
- 肺循環は、右心室から肺静脈を経て肺の毛細血管に入り、肺動脈を通って左心房に戻る血液の循環である。
- 心臓の拍動は、自律神経の支配を受けている。
- 大動脈及び肺静脈を流れる血液は、酸素に富む動脈血である。
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解答(3)
解説:(3)肺循環は、右心室→肺動脈→肺の毛細血管→肺静脈→左心房に戻る血液の循環である。
各項目の過去問を『衛生管理者試験(第1種・第二種) の過去問題解説!』にまとめています。心臓の構造以外の過去問を確認してみて下さい。
衛生管理者試験の心臓の構造について【まとめ】
衛生管理者試験では、『血液循環の流れ』を覚えていきましょう。
《血液の循環経路》
- 血液循環は、心臓と肺の循環(=肺循環)と心臓と全身の循環(=体循環)がある
- 肺循環は、右心室→肺動脈→肺の毛細血管→肺静脈→左心房に戻る血液の循環
- 体循環は、左心室→大動脈→全身の毛細血管→静脈血→右心房に戻る血液の循環である。
心臓の役割は、血液を肺と全身に行き渡すことで血液と密接に関りがあるので一気に血液の知識を取り入れちゃいましょう