衛生管理者とは PR

衛生管理者を外部委託する方法!外部委託で衛生管理者を柔軟に配置

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受験者
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衛生管理者は外部委託できないの?

衛生管理者は、一定条件で外部委託が可能!衛生管理者を外部委託する方法・条件を紹介。

衛生管理者を外部委託するには

衛生管理者を外部委託するには
衛生管理者は、一定条件下で外部委託することが可能となります。

そんな衛生管理者を外部委託するには、条件やメリット・デメリットについて認識しておく必要があります。

  • 衛生管理者資格の保有者が退職した
  • 入社者が多く労働者が50人以上になった

などの理由から、急遽衛生管理者の選任を迫られる事業所もあるでしょう。

そこで1つの解決策である外部委託について

  • 衛生管理者を外部委託する条件は?
  • 衛生管理者を外部委託するメリット・デメリットは?

などを中心に説明していきます。

衛生管理者を外部委託する条件

衛生管理者を外部委託する条件
衛生管理者を外部委託する条件は4つあります。

  1. 選任された者が実務を行うこと
  2. 選任された者が事業所に常駐すること
  3. 第二種衛生管理者が選任できる業種であること
  4. 選任した者を継続的に衛生管理者業務に従事すること

厚生労働省労働基準局長より:基発第0331004号

まず、衛生管理者は『常時50人以上の労働者を使用する事業所で、専属の衛生管理者を選任する義務』がある為、②と④は理解できますね。

そして条件③を満たす業種は主に4つです。

  • 金融業
  • 保険業
  • サービス業
  • 情報通信業

参考までに業種と選任できる免許区分をまとめました。

【業種と選任可能な免許】

業種 免許区分
※50人以上の事業所
農林畜水産業、製造業(物の加工業を含む)、鉱業
建設業、電気業、運送業、ガス業、機械修理業、医療業
清掃業、水道業、熱供給業、自動車整備業
  • 第一種衛生管理者
  • 衛生工学衛生管理者
上記以外(金融業、保険業、サービス業、情報通信業)
  • 第一種衛生管理者
  • 第二種衛生管理者
  • 衛生工学衛生管理者

最後に、条件①は、名ばかり外部委託を防ぐために、派遣社員でも衛生管理者業務に従事させなければいけません。派遣会社に外部委託したものの「個人情報があるから」と社員に実務をさせると法律違反にあたります。

衛生管理者の業務が良く分からない方には『衛生管理者とは!誰でも分かるように簡単に役割を解説』で衛生管理者がどんなことをやっているか確認して下さいね。

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外部委託で労働者の健康障害防止

外部委託で労働者の健康障害防止
社員を衛生管理者に選任できない時は、外部委託で労働者の健康障害防止に取り組みましょう。

健康障害防止は、衛生管理者の必須業務で、労働安全衛生法で規定され大きく3つあります。

  • 社員の健康保持と促進
  • 安全かつ健康的に関して教育する
  • 安全かつ健康的に働ける職場環境の整備と改善

具体的には、

  • 健康診断の実施や結果を管理する
  • 週1回職場を巡視し、事業所内の危険箇所を改善する
  • 長時間労働者や健康相談を希望する者などに産業医面談を勧める
  • 入社者への安全衛生教育、従業員への定期的な啓蒙教育をする

などですね。

このような取り組みを続け労働災害を未然に防いだり、従業員の健康に対する意識を向上させます。

そして、外部委託であれば自社・事業所特有の事情などをしっかりと伝え健康障害防止に取り組んでもらえるよう、双方で認識のすり合わせを行いましょう。

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衛生管理者を外部委託するメリット・デメリット

衛生管理者を外部委託するメリット・デメリット
衛生管理者を外部委託するメリット・デメリットを説明します。

本来は社員に取得させることが望ましい国家資格です。計画的な勉強スケジュールを立てて、効率的に勉強すれば十分合格できるので社員に取得させませんか!

ただ、急遽衛生管理者の選任が必要となることもあります。

そこでメリットとデメリットを十分理解したうえで外部委託を活用しましょう。

衛生管理者の外部委託:メリット

衛生管理者の外部委託:メリット
衛生管理者の外部委託のメリットは4つあります。

  • 退職や休職に左右されない
  • 衛生管理者を柔軟に配置できる
  • 14日以内の選任期限に縛られない
  • 知識や経験豊富な人を選任できる

衛生管理者を外部委託すると、選任義務の期限や社員の退職・休職に慌てることなく柔軟に対応できます。

衛生管理者の外部委託:デメリット

衛生管理者の外部委託:デメリット
衛生管理者の外部委託のデメリットも4つです。

  • 社内で衛生管理者が育たない
  • 派遣社員が更新しないこともある
  • 社員の個人情報が社外の人に見られる
  • 費用が発生する(知識や経験豊富であるほど、費用は増える)

衛生管理者を外部委託すると、それに見合った報酬を支払うことになります。

また外部委託が一時的であれば問題ありませんが社内に衛生管理者が育ちません。さらに、選任されていた派遣社員が契約を更新しないことも十分考えられるため、早急に手を打つ必要があります。

社員に衛生管理者を取得させる!

社員に衛生管理者を取得させる!
外部委託は一時的な対処法です。社員に衛生管理者を取得させることが最も望ましい解決策です。

たしかに、衛生管理者は楽勝で合格できる資格ではありません。ただ、しっかり対策をすれば、十分に合格できます。

具体的な対策は次のとおりです。

  • 計画的に学ぶ(100時間から逆算して)
  • 動画コンテンツで効率的に学ぶ
  • 過去問は自信をつけるために活用する
  • 望ましい将来やメリットを思い描き、やる気を出す

自社のことを最も理解しているのは自社の社員です。外部委託だけに頼らずより安全快適な労働環境へ改善するため、社員に衛生管理者を取得させましょう。

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衛生管理者の外部委託について【まとめ】

衛生管理者は、外部委託することは可能ですが下記の4つの条件をクリアーする必要があります。

  1. 選任された者が実務を行うこと
  2. 選任された者が事業所に常駐すること
  3. 第二種衛生管理者が選任できる業種であること
  4. 選任した者を継続的に衛生管理者業務に従事すること

厚生労働省労働基準局長より:基発第0331004号

出来ることなら衛生管理者を外部委託に頼るのではなく、自身の職場環境を社員自らが衛生管理者になり改善さえることがより良い職場環境作りになることでしょう。