衛生管理者がいない場合の対応を紹介していきます。
- 衛生管理者がいない場合の対応
- 代理の衛生管理者を選任して一時的に対応
- 社員に衛生管理者免許を取得させる
衛生管理者がいない場合の対応
衛生管理者がいない場合の対策は3つ!
- 所轄の労働局に相談
- 衛生管理者の資格を持った派遣を雇う
- 従業員に衛生管理者の資格を取らせる
それぞれの対策について解説していきますね。
衛生管理者がいない場合!労働局に相談
衛生管理者がいない場合には、次のいずれかで対応するよう労基署から通達が出されています。
- 衛生管理者の資格を有する者がいれば、その者に代理させること
- 衛生管理者の資格者に代理させることが不可能または不適当な場合は、保健衛生の業務に従事している者または保健衛生の業務に従事した経験のある者
いずれも対応できない場合、最寄の労働局に早急に相談しましょう。許可を受ければ「おおむね1年」の猶予期間が設けられます。
衛生管理者の届出は、14日以内に行わなければなりませんので期限を過ぎてしまう前に労働局へ早急に相談へ行きましょう。
衛生管理者の資格を持った派遣社員を一時雇う
条件はありますが、衛生管理者の資格を持った派遣社員を一時的に雇う!
派遣社員を衛生管理者として選任するには、次の5つの条件を満たす必要があります。
- 林畜水産業、鉱業、建設業、製造業(物の加工業を含む)、電気業、ガス業、水道業、熱供給業、運送業、自動車整備業、機械修理業、医療業および清掃業以外の事業場
- 選任しようとしている者が、事業場に応じた衛生管理者免許を取得している
- 選任しようとしている者が、専らその事業場に常駐し、かつ一定期間継続的に職務に当ることが明らかな場合
- 派遣契約に、衛生管理者として具体的な職務と権限の付与を明記
- 派遣契約に、個人情報の取り扱いに関する事項について明記
衛生管理者がいないと社会から信頼を失わないよう、手段の一つとして企業担当者は覚えておきましょう。
衛生管理者を持った社員がいない場合!資格を取得させる
衛生管理者を持った社員がいない場合、応急処置として「労働局から猶予期間の許可をもらう」「派遣社員を一時雇う」という方法があります。
衛生管理者がいない場合の一番の対策は、衛生管理者の資格を社員に取得させることです。
今後、退職・休職者が出た場合でも、円滑に企業経営するためには衛生管理者資格保有者が複数いた方が安心ですよね。
そこでまずは、受験候補社員に「受験資格があるか」をしっかりと確認する必要があります。
衛生管理者の受験資格を確認
衛生管理者の受験資格は「学歴」と「実務経験」で確認できます。
【学歴別、実務経験年数】
学歴(卒業) | 実務経験年数 |
---|---|
大学・高専・短大 | 1年 |
高校 | 3年 |
中学・学歴問わず | 10年 |
実務とは、衛生業務のことを指しますが「事務所の清掃」「デスク周辺の整理整頓」なども含みます。
受験資格についてより詳しく知りたいと言う方は『衛生管理者の受験資格がない!裏技使って正式に受験資格を得る方法』で書いていますので参考にして下さい。
衛生管理者の勉強方法!スマホを使って勉強
衛生管理者の勉強方法は、スマホの動画コンテンツがおすすめです。
動画コンテンツを使うメリットは大きく3つあります。
- 気軽に持ち運べ勉強できる
- 膨大な情報量を手軽に使える
- 音声と映像で記憶に定着しやすい
「勉強時間の確保」と「記憶力アップ」が可能で、時間がない人も十分に合格が狙えますよ。
おすすめの動画コンテンツは、低価格ながらハイクオリティな講義、出題傾向に沿った問題演習が受けられる『オンスクJP』です。
オンスクJPで勉強した衛生管理者の合否結果は『オンスク衛生管理者講座の評判や口コミ!スキマ時間で効率的に勉強』で紹介しています。
衛生管理者がいない場合の対応【まとめ】
衛生管理者がいない場合の対策は、所轄の労働局に相談しましょう。
衛生管理者の届出等を管轄している省庁ですので、何かしらのアドバイスをくれるはず。
もしかしたら、一定期間衛生管理者の選任の免除がもらえるかもしれませんよ。